こんにちは。オンラインストアです。
本日は1/1より受注を開始したアーススパイダーがいよいよ生産に取り掛かり、現場に流れておりますのでその様子を少しだけご紹介したいと思います。
省略してのご紹介となりますが、まずはトウラスターによる吊り込みの工程です。トウラスターとは靴のトウ(爪先)を吊り込み、甲革と中底のリブを接着する工程に関わる機械で、靴が立体的に形成されるとても重要な工程です。
甲革を木型に乗せて吊り込みの準備です。
セットができて吊り込みます!
木型に沿って綺麗にアッパーの立体感が生まれました。
続いてはグッドイヤー製法の要となる「すくい縫い」の工程です。インソールに取り付けたテープ状の「リブ」と「アッパー」、「ウェルト」をいっぺんに縫い合わせます。
すくい縫いをする前の状態。
こちらがすくい縫い後となります。こうして見るとしっかりと「リブ」・「アッパー」・「ウェルト」が縫い合わさっているのがお分かりになるかと思います。
こちらもグッドイヤー製法には欠かせない「ダシ縫い」の作業風景です。ウエルトと本底を縫い合わせる重要な作業で、上糸と下糸で縫製していきます。
最後に磨きをかけて完成となります!
五大陸をイメージして白をベースに各所に青・黄・黒・緑・赤を効果的に配色しておりますが、色味のコントラストがなんとも言えず絶妙な雰囲気を醸し出しております。
もう少しで受注いただいておりますお客様の元へお届けできるかと思いますので、楽しみにお待ちくださいませ。
もしかすると今後街中でアーススパイダーを履いている方を目にする機会があるかもしれません!とても目を引くデザイン・カラーですので、お見かけした際はスコッチグレインのアーススパイダーだ!と気付いていただけると弊社社長も大変嬉しく感じることだと思います。
また1/1より予約を開始しているメダリストについても少し触れたいと思います。
下の写真はメダリストに使用する革なのですが、独特な光沢と風合いが加わるには3〜4ヶ月の酸化を待つことが必要とのことで特に銅の部分はそれが顕著に表れるようです。
空気に触れることでより酸化が進むようですので、ご覧のように革をつるして酸化を促しております。生産開始する頃にどのような色味・風合いの変化があるか今からとても楽しみですね!