この企画は、ヒロカワ製靴本社工場の作業現場で働く職人をクローズアップした企画です。
第1回目の自慢職人は、本社工場2Fでグッドイヤー製法には欠かせない、
「ダシ縫い」と呼ばれる製造工程をメインに担当しているIさんです。
「ダシ縫い」とは、
ウエルトと本底を縫い合わせる重要な作業で、上糸と下糸で縫製する。
このイタリア製のグッドイヤーミシン機械は、
とても高額なものだか旧式の機械よりは壊れにくい、扱いやすい。
しかし、機械のご機嫌を伺いながら、日々調整しながら縫っている。
もちろんメンテナンスもこなせる本物の職人です。
Iさんプロフィール
年齢 44歳
勤続年数 12年
前職は、調理師免許も持っている元シェフです。料理でも工夫が必要で“どうしたらおいしく出来るか”を追求していたことと同じで、どうしたら上手く縫えるかを追求して、日々の規定足数を毎日縫っています。
【職人魂】
心がけとしては毎日毎日、何百足と縫って製品にしていますが、お客様に取っては、選ばれた1足がすべてなので、1足1足を心がけて縫っています。
【会社への期待・要望など】
休憩時間などにホッと出来る休憩室や仮眠室が欲しい。
【ひと言】
非常にまじめで、筋が通った人間で、まさしく職人肌の器用な職人です。
工場見学で見かけたら、声でも掛けて上げてください。