この怪獣は、狼でも犬でもなく、
フランスはオーヴェルニュ地方にある
タンナー(革鞣し業者)のロゴマークで、
フランスで革と言えば、真っ先に名前が出てくるような
歴史あるフレンチカーフの代表格「デュプイ社」のモノです。
1948年創業で高品質のフランス産原皮を使い、
ヨーロッパ有数のミネラルウォーターの産地でもあり、
ミネラルを多く含んだ水を豊富に使えたことから、技術を高め、
今ではアノネイ社と同様に高級メゾンのバッグや靴の革を配給している
歴史と技術に裏打ちされた、フランス国内だけでなく、
世界でも指折りのタンナーとなっています。
今回ご紹介する、
ブランド創立40周年最後の企画、インペリアル・フランスについては、
このデュプイからの甲革「ニューヴィンテージ」カーフと、
JMWだけに配給しているバスタン社・オークバーグの中底と本底を使ったモデルになります。
これから、詳細はホームページや雑誌などで見ていただけると思います。
最後に、ロゴのことですが、
古くから伝わるこの地方で伝説となっている“ジェヴォーダン”という獣だそうです。
カッコイイというよりは凶暴そうですね!
甲革を仕入れると革の包装紙にこのマークが入った紙で運ばれてきます。
世界遺産の地域です。