三四は知らぬが五にお手入れ!!!
皆様こんにちは。ソラマチ店の岡野です。
新生活に向けて革靴をお求めにいらっしゃるお客さまも日に日に増えているように感じます。
「スタートは高品質で格好良いスコッチグレインからと思って!」「父に強く勧められたので!」
ありがたい限りです。
というわけで前回のフィット感アドバイスに続いて今回は基本中の基本、メンテナンスについて簡単にご紹介致しましょう。
まずは道具選び。最低限『馬毛ブラシ』『乳化性クリーム』、余裕があれば『デリケートクリーム』があるとより良いですね。
乳化性クリームだけでも良いのですが、乾燥気味だったり突然の雨で濡れてしまった靴のリカバリーにはデリケートクリームの方が即効性に優れているように感じますね。
それではまずはステップ1。
馬毛ブラシで表面の埃などを掃いましょう。この時底材がせり出したコバと呼ばれる箇所を重点的にブラッシングすることをお勧めします。最低限の仕上げでもコバが綺麗だと立派に見えます。
ステップ2。
乳化性クリームを革に擦り込みましょう。ゴッシゴシ擦る必要はありませんが、ヌリヌリ撫でる程度よりは「奥まで染み込めぇ~」と念じながら(笑)擦り込みましょう。特に甲等シワシワになる箇所を丁寧に丁寧にしてやると手首のシワ宜しくよりしなやかに、より裂けにくく保てますので慈しむようにしましょう。一気に全体に触れるより、1パーツ毎がやりやすいです。一度に大量に…ではなく少量を指に巻いた布に染み込ませて擦り込み足りなければまた少量…とすると付け過ぎ防止になります。
※『デリケートクリーム』はこのタイミングで乳化性クリームの前に同様に擦り込みます。
ステップ3。
両足擦り込んだところで、最初に擦り込んだ方の靴から“浸透しきらず表面に余ったクリーム分”をしっかり乾拭きしましょう。丹念に乾拭きすることで革の味+最低限の蝋・油分が醸し出す艶・風合いを楽しめます。最後に仕上げ用グローブや丸めたストッキングでの乾拭きでよりきめ細かな艶感を演出できます。
※ステップ1のブラシが埃まみれでないor別にもう一つお持ちでしたら、乾拭き前にブラッシングを行うと指が届かなかった箇所にもクリームを馴染ませられるのでお好みで。
以上たったの3ステップで靴がみるみるピッカピカ♪
基本、靴を履く前と帰宅後に『ステップ1』で十分美しさを保てます。更に月1,2回程度の『ステップ1~3』で柔らかさ瑞々しさを保ち寿命を延ばせます。“朝起きて洗顔、帰宅後お風呂、お腹がすいたらご飯”といったところでしょうか。(食事月1とはなんという燃費)
現在店舗にて靴ご購入の際に上記工程を行うプレメンテナンスサービス中です。基本メンテも一緒に知りたいお客さま!この機会に是非♪
…ぇ、つま先のその艶は何ですって?
山陽×GAKUデビュー時にコロンブスさんに特別になんと調合を変えて頂いた特製ポリッシュ¥1,650(税込)で仕上げてます!より黒々と透明感ある艶に仕上がります♪
慣れてきたらこのようにつま先・踵を更に艶めかせる鏡面磨きに挑戦するのも面白いですね。ソラマチ店インスタに磨き動画を上げてますので参考になれば。
ちなみに、ご紹介しました最低限必要な道具とは別にステップ2,3内で出たその他の道具も揃ったセットを¥5,280(税込)で、日にちに9の付く『くつの日』でしたら4,000ポイントでご用意しております。更に痒い所に手が届く『磨き』『リカバリー』が非常に分かりやすいGAKUさん監修お手入れ本¥1,540(税込)も要チェックです。
最後に宣伝です!本格革靴スコッチグレインが更にお求めやすくなっております!
それでは皆様素敵な靴磨きライフを~