こんにちは、銀座店の倉崎です。
8月に入り、夏本番!
先月末には弊社が協賛した隅田川花火大会がありましたが、
海や山などのレジャー、各種フェス、BBQなどなど・・・
まだまだイベントも目白押しですね!!
猛暑に負けず、夏を楽しみましょう♪
今週は以前少しお話した
本社研修のレポートブログ・パート2
をお送りしたいと思います。
(ちょっと遅くなってしまってすみません;;)
6月下旬・・・直営店スタッフ3名、P.O店舗スタッフ3名で
3日間の本社研修に参加してまいりました。
1日目は工場内の見学
2日目・3日目は各現場に入って少し作業をさせていただきました
全てをお伝えしようとすると大変な長文になってしまうので、
まずは1日目で各工程を拝見した中から
倉崎チョイスの職人技をご紹介したいと思います!!
その①靴づくりの旅立ち!!選別・裁断
まず革の選別や裁断のところから職人技は光り始めています!
これまでいくつもの革を見て、社長からノウハウを学んだTさんが
肌理の細かさ、傷やしわ等を見極めランク分けします
沢山の革が靴になることを、今か今かと待っています☆
その後、裁断の前に細かい傷やシワの入り方をチェックし、
なるべく入らないよう、入っても端の方に行くように型を合わせて裁断していきます
(白い印が細かい傷です)
どこをどのようにどのパーツで抜いていくかは
職人さんのセンスとこれまでの感覚で決めていきます
その②縁の下の力持ち!!リブテープ
グッドイヤー製法の要である、すくい縫い・だし縫いは勿論ですが、
ウエルトと甲革と中底をつなぐ大事な存在・・・
それがリブテープです!
(中底の本底側についている、白いテープがリブテープです)
見ているとまるで魔法のように、迷わず、同じテンポで職人さんがテープを巻いていきます
あれ?簡単なのかな?と思うことなかれ!
右手に持ったレバーで、土踏まず付近は少しだけ内側に入れる事で
アーチの美しさ、立体感が生まれてくるのです!
この内側に入れるタイミング、出すタイミング、爪先部分を返すタイミング・・・
それらは長年の経験で培われているのです!
その③細かいこだわり!!高額品の製甲
直営店限定品番である、インペリアルプレステージの
内羽根ストレートチップ(958BL)と外羽根Uチップ(959BR)の
製甲の場面に立ち会う事が出来ました!
958BLモデルのキャップの部分は玉出しという技法を用いられています。
革を裁断した断面と縫い目を見せないように、キャップ側と甲側の革の端を折り曲げ、
間に細く折った革をはさみ、一緒に縫っていきます
う~ん・・・職人技だぁ。。。
959BRの羽根の部分もテープを挟んで縫っていきます
どちらも職人さんが慎重に、丁寧に・・・でも迷うことも止まる事もなく縫っていて
縫い終わったときは感嘆のため息が出てしまいました。。。
その他の工程でも、職人技が細部に渡っていました!
材料にこだわり、無駄なく使い、
各セクションで誇りと責任感を持って一足ずつ作り上げていく・・・
そしてそんな風に作られている靴を
私はもっと魅力を伝えてみなさんにお届けしたい!
と気持ちを新たにすることができました
今日はここまで!パート3へ続きます★