こんにちは、オンラインストアです。
お待たせいたしました。本日は自慢の職人第3回目でございます。
第3回目はトウラスターによる吊り込みをメインに担当しているAさんです。
トウラスターとは靴のトウ(爪先)を吊り込み、甲革と中底のリブを接着する工程に関わる機械です。
イタリア、オルマック社のトウラスターです。何だか迫力がありますねぇ。
甲革を木型に乗せて吊り込みの準備です。
「木型に乗せるのは全体のバランスをとるのが大変であり、重要なポイントだ。」
と近くにいた大ベテランのTさんが教えてくれました。
確かにここでズレてしまうと靴のフォルムに影響が出てしまいます。
トウラスターに携わってからは8年位になるようです。
しばらく見学しましたが、いとも簡単そうにやっているのが正に職人!と思わず感じてしまいました。
Aさんプロフィール
年齢 45歳
勤続年数 15年
【職人魂】
Aさんは革のコンディションを読みながら吊り込むのが楽しい。
楽しんでやる事が大事かなと話してくれました。
(この子とは相性がいいかなとの事でした。)
【ひと言】
とても重要な工程であるトウラスターですが、楽しみながらやっていると答えてくれたのが印象に残りました。
皆様のお手元にあるスコッチグレインの靴は数々の職人の作業を経て1足の靴に仕上がっています。
お手入れをしながら長くご愛用いただけると幸いです。
次回の職人魂もお楽しみに。